« 『大阪府教育基本条例』で大阪の教育は良くなるのでしょうか。PARTⅢ | トップページ | 落ちこぼれゼロ 夢の果て »

2012年2月 8日 (水)

ソウル市長と大阪市長の子育て・教育政策比較 ~子育てするならどっち?

<> 

反貧困ネットワーク事務局長の湯浅誠氏が記事「興味深い新市長のあいさつ」(毎日新聞2月11日)で見事に対比して書いた2人の新市長(朴元淳ソウル市長と橋下徹大阪市長)について、私も「教育・子育て・若者支援政策」を中心に対比表にまとめてみた。朴元淳氏の政策については、先に紹介した記事と「朴元淳ソウル市長の公約(脇田試訳)」http://mayor.seoul.go.kr/promiseをもとにし、橋下徹市長については府知事時代の政策や大阪府教育基本条例案・市長就任後の府市統合本部での政策案も参考に作成した。

<>  <>  <> 
 

朴元淳ソウル市長

 
 

橋下徹大阪市長

 
 

■競争と差別を越えて創造的人材を育てる

 

・教育格差解消および教育福祉拡大のための条例制定

 

・教育費を家計負担3%以内に緩和目標

 

・放課後学校充実支援拡大

 

・学習権条例制定(学生の諸権利保障)

 

・文化芸術教育支援

 

・子どもや青少年は市内すべての文化施設は無料

 

■公教育の革新を通した私教育の解消推進

 

・入試中心教育環境改善を主導する公立型革新学校

 

・江南・北の差別ない教育環境改善のための支援拡大

 

・学習支援センター設置

 

・青少年の自律的利用が可能な青少年複合施設運営

 

■地域社会と共にする町の学校作り

 

■大学生授業料負担緩和

 

・ソウル市立大授業料半額化

 

・ソウル市学資金利子支援条例制定

 

・出産後から大学授業料準備の長期貯蓄に利子支援

 

・大学生住居支援

 

■創造的で持続可能な良い就職作り

 

・創造的青年ベンチャー企業育成

 

・公共・社会サービス就職のための社会投資基金造成

 

■非正規職の正規職化

 

・公共部門の非正規職を正規職に転換推進

 

■労働尊重の社会定着を通した労使関係安定企画

 

◎「福祉は最高収益の投資」勝者が独占し多数が不幸になる現象は公正な社会ではない。

 
 

■国際競争に対応できる競争力の高い人材を育てる

 

・小中一貫の「スーパー特進校」の設置

 

・府立高校1校に「グローバルコース」設置

 

■公教育への「市場原理」の導入

 

・3年連続定員割れ高校は再編整備の対象とする

 

・民間人校長の積極的登用

 

・小中学校への「学校選択制」導入

 

・統一学力テストの実施(中学校内申の絶対評価)

 

・教員評価を厳格化し、不適格教員の排除

 

■私教育助成

 

・私立高校「授業料無償化」(年収制限あり)

 

■中学校給食

 

・選択制給食を段階実施(弁当のデリバリー方式)

 

■中学校の教室へのエアコン導入

 

■西成特区構想

 

・就学援助世帯に月1万円の塾クーポン券

 

・転入者への市民税優遇

 

・私立小中学校授業料助成

 

■子育て支援

 

・乳幼児医療費助成(対象を0~15歳に拡大)

 

・待機児童解消の取り組み

 

・妊婦健康調査

 

■大阪府立大・市立大経営統合へ

 

・教育学部の設置?

 

◎「大阪都構想」で東アジアでの競争に勝ち、人・モノ・金を集める。

 

« 『大阪府教育基本条例』で大阪の教育は良くなるのでしょうか。PARTⅢ | トップページ | 落ちこぼれゼロ 夢の果て »

コメント

この論考は大変共感できます。朴元淳氏の教育政策を取り上げた視点が痛快です。宇宙物理学者の前田佐和子さん(前京都女子大学教授)が先日行われた教育基本条例反対のシンポジウムでも紹介されていました(そのせいで前田さんはメールで散々ウヨクから攻撃されましたが)。
ぜひこの文章を多くの方々にも読んでいただきたく、弊ブログに、ブログ名、URL明記で転載をお許し願えないでしょうか。
よろしくご検討下さい。
もしご承諾を頂けるようでしたら、メールにてご一報いただけると嬉しいです。勝手なことを申し上げる失礼をお許し下さい。

転載歓迎です。橋下市長の政策(案)については情報がすぐに入ってきますが、朴ソウル市長については情報源が限定されています。ご指摘いただければ幸いです。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/581670/53931002

この記事へのトラックバック一覧です: ソウル市長と大阪市長の子育て・教育政策比較 ~子育てするならどっち?:

» 教育に関する条例、どちらがいいですか? [Afternoon Cafe]
こんな報道がありました。 米韓に遅れ…日本企業の商品開発力低下も 読売新聞 2月5日(日)11時45分配信 http://t.co/Mn6fVmkb  韓国のサムスン電子は11年12月期の売上高が前年比6・7%増と過去最...... [続きを読む]

« 『大阪府教育基本条例』で大阪の教育は良くなるのでしょうか。PARTⅢ | トップページ | 落ちこぼれゼロ 夢の果て »